児童養護施設の子どもたちを対象とした花火イベントを開催しました!

2025年5月某日、とある河原にて『世界子ども花火の日』プロジェクトの一環として、児童養護施設で暮らす子どもたちを対象とした「花火イベント」を主催しました!
※プロジェクト始動の経緯はこちらから(2025年4月25日配信)
※開催の目的はこちらから(2025年5月9日配信)

1週間以上前からずっと雨予報になっており、残念ながら延期になるかと思われましたが、何と2日前に晴れ予報に変わり、無事に開催することができました!
当日は、企画・運営をしてくださった金武写真事務所の金武様やたくさんのボランティアの方が、午前中から準備を開始してくださいました。
私たちが到着した時には、既に準備万端となっており、様々な工夫がなされた打ち上げ花火がセッティングされていました。
また、このイベントを主催するきっかけを作ってくださった株式会社イ・デ・ヤの井出様もお見えになり、花火屋の若松屋さんをご紹介いただきました。


とても広いスペースにセッティングされた花火を見て、各地で開催する度に試行錯誤を重ね、ここまで行き着いたのだろうと思うとともに、どのような花火が上がるのかとても楽しみになりました。
しかし、この時の風速は5M・・・。
これ以上風が強くなったら花火はできないと伺い、無事に開催できるかとソワソワしてしまいました。
けれど、若松屋さんが「午後7時には風が止んでくるはずです!」とおしゃっていたので、その言葉を信じて子どもたちの到着を待っていました。(本当にそのくらいから風が弱まり、さすが花火のプロだなと感嘆しました!)
そうこうしているうちに、子どもたちを乗せた車が列になって河原に到着しました。
子どもたちは車から降りると、「こんにちは~!」とあいさつをしてくれました。
風が冷たかったので、「半袖で寒くない?」と声を掛けると、「全然平気だよ~!」と元気に答えてくれました。

開始前のあいさつとして、まずは私たちRINGO NO TANEについて紹介させていただきました。

だんだん暗くなっていき、いよいよ花火イベントの開始です!
まずは、手持ち花火から!
香り付きの「すいか花火」や足を開いて踊り出す「たこおどり」など面白い花火もありました。

私たちは手持ち花火を配るお手伝いをしたのですが、「この花火(すいか花火)匂ってみてもいい?」と子どもたちが寄って来たり、すいか花火を持って「食べちゃった(≧▽≦)」とおどけてみたり、時間の経過とともに私たちにも打ち解けてくれて、とても可愛い表情を見ることができました。
また、「皆さんも是非!」ということで、何十年ぶり?に私たちも花火を体験させていただきました。

手持ち花火の後は、噴出花火や連発花火など、様々な種類の打ち上げ花火を鑑賞しました。
金武様が以前行った際の、おもちゃ花火(=市販の花火のこと)を使ったイベントの動画は拝見していたのですが、目の前で見ると想像以上に迫力があり、おもちゃ花火でこんなことまでできるのかと本当に驚きました。
特に、ナイアガラの滝と最後の様々な花火を組み合わせた花火ショーが最高にきれいでした!!
子どもたちからも、「すごーい!」「きれいー!」という声が飛び交っていました。
そして今回、プロのカメラマンさんが参加されていたので、こんなにも素敵な写真をいただくことができました。
大きな写真でご覧いただけるようにスライドショーにしましたので、左右の矢印をクリックして是非ご覧ください!

花火の色と光の線がとってもきれいで、肉眼では確認できなかった部分まで鮮明に写っています。
さすがプロの写真家さんです!

楽しい時間はあっという間に終わり、「え~、もう終わり~?」「もっと見たかった~」という声があちらこちらから聞こえていました。
しかし、「楽しかった~」「ありがとうございました!」とみんなに喜んでもらえて、こちらも自然と笑みがこぼれました。
最後は、送迎の車の中から元気に手を振ってくれての解散となりました。

今回、このようなイベントに初めて関わらせていただきましたが、想像以上に感動的で楽しいイベントでした。
数人程、子どもたちの送迎も担当したのですが、帰りの車の中で、「今度は自分たちで花火イベントを開催してみたい!」と言っていた子がいたそうです。
今回のこのイベントは、『子どもたちが「今この瞬間」を心から楽しむことで、未来に向けての希望や前向きな気持ちを持つきっかけのひとつになってほしい』という願いを込めて開催したので、その思いがしっかり伝わったことをとても嬉しく思います。
また、ご縁を繋いでくださった株式会社イ・デ・ヤ様、企画・運営をしてくださった金武写真事務所様、このイベントに関わってくださいました若松屋様とボランティアの方々に、この場をお借りしまして改めて御礼申し上げます。

全国に児童養護施設は約600箇所あり、約23,000人の子どもたちがここで暮らしています。
私たちは、1人でも多くの子どもたちに一生心に残る思い出を届けることで、「体験格差」を減らしたいと思っています。
その為の一環として、「世界子ども花火の日」プロジェクトを通して、全国の養護施設や学校など、それぞれの地域で一斉に花火を楽しむという仕組みづくりを目指しています。
支援の輪を広げながら、子どもたちの心に希望の光を届ける活動を今後も展開してまいりますので、皆さまにもご協力・ご支援いただけますと幸いです。

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