板橋フレンドセンター⑤

《子どもの未来を応援するプロジェクト》

2022年11月30日
板橋フレンドセンターへ昼食の支援に行ってきました。

【スケジュール】
 ☆昼食支援
  《メニュー》
   五目チャーハン、シューマイ、マカロニサラダ、ワカメスープ、ミニプリン
 ☆第2回子どものための安全教室
   株式会社 誠・シークレット・サービス・コンサルティング
    田丸 誠社長
    成松 英樹様

【参加人数】
  生徒さん:24名
  保護者:4名
  センター職員:14名
  合計42名

【ご協力いただいた方々】
  五目チャーハン:板橋区ときわ台の中華料理店 長秀龍
  シューマイ、マカロニサラダ:中板橋商店街サンエー様
  ワカメスープ:株式会社KY企画様
  ミニプリン:ボランティアさん
  ボランティア:6名+当法人から4名参加

今回で5回目の板橋フレンドセンターでの昼食支援です。
お昼に間に合うよう、朝早くから長秀龍様が準備を開始してくださいました!
午前9時半にお店に伺うと、厨房から軽快なリズムで鍋を降っている音が聞こえ、「子どもたちの笑顔のため」「美味しく食べてもらうため」の真剣勝負が始まってるのだなと感じました。
当初はたまごチャーハンの予定だったのですが、「せっかくだったら笑顔でいっぱい食べて欲しい!」というマスターの想いから、焼豚がたくさん入った五目チャーハンに変更してくださいました。
約50人前、重さにすると10kg近くある五目チャーハンを、数回に分けながら中華鍋ひとつで作り上げていく様はさすがとしか言えないくらい感動しました。

子どもたちからリクエストの多かったチャーハンということもあり、今回は今までで最多の24名の生徒さんが参加してくれました。
また、ランチルームの入り口にはボランティアさんや当法人スタッフの写真が入った「りんごのたねの皆さん、ありがとうございます」と書かれた手作りのポスターが貼ってありました。
このようなお心遣い、本当に嬉しく思います!

12時半の開始時間よりも前におなかを空かせた生徒さんたちが集まってきて、先生の合図で一斉にトレーを持ってワクワク、ソワソワしながらもきれいに一列に並ぶ生徒さんに食事をお渡していきました。
喜んでもらえるかなと緊張していましたが、その心配とは裏腹に「チャーハン大盛りでお願いします!」と言ってくれる生徒さんが多く、とても嬉しかったです。
全員に食事が行きわたったところで「いただきます!」の合図とともに昼食会がスタートしました。
しかし、ここでほっと一息ついている暇はありません。
何故ならばここのセンターの生徒さんは食べるのが早い子どもが多く、おかわりのスタンバイをしていなければ間に合わないからです。
案の定、一番早い生徒さんはわずか数分でおかわりにやってきて、みんなチャーハンだけでなくマカロニサラダもスープもたくさんおかわりしてくれました。
あっという間に用意していたお食事が子どもたちのおなかの中に吸い込まれていき、みんなの満足した表情を見て私たちはやっとここでほっとすることができます。
そして、「ごちそうさまでした!」「りんごのたねさん、今回もありがとうございました!」とみんなから言っていただき、いつもですがとてもほっこりした気持ちになります。

昼食会の後は、株式会社 誠・シークレット・サービス・コンサルティング(以下、誠・シークレット・サービス)様による寄贈品の贈呈と前回(2022年10月26日開催の記事はこちらから)に引き続き「子どものための安全教室」を開催していただきました。
寄贈品には、右手用と左手用のグローブをご用意くださり、代表の生徒さんにお渡ししていただきました。
前回の安全教室では「とにかく逃げることが大切!」「異変にいち早く気付くことが大切!」ということでしたが、今回の安全教室では、そもそも「怪しい人とはどのような人なのか?」という点に着目してお話いただきました。
怪しい人と言っても目印が付いていたり、その人の心の中が見えるわけではないので、怪しい人を見分けるためにはどうしたら良いのかをみんなで考えてみようと、『教えて!怪しい人はだ~れクイズ!』と題してお話いただきました。
「料理屋さんで厨房の方が包丁を持っていても怪しくないけど、オフィス街に包丁を持っている人がいたらどう思う?」
「グラウンドでユニホームを着てバット持っていたら野球をやるんだなと思うけど、オフィス街にバットを持っている人が現れたらどう?」
「公園で中年のおじさんがきょろきょろしていたり、誰かのことをじーっと見ている人、しかも昨日も今日も来ていて、しまいには家の方まで付いてきたらどうだろう?」
など身近な場所で起こり得る事例をあげて、考える機会を与えてくださいました。
また、「では、こういう人がいた場合、何か気付くことはある?」と左手には水と書いてあるペットボトルを、右手には何かを握りしめている怪しい人役の成松様が、きょろきょろとして落ち着きのない様子を再現してくださいました。
子どもたちは、
「ペットボトルの中身はピンク色だからジュース?」
「右手に持っているのはもしかしてライター?」
「ということは、ペットボトルの中身はガソリンなんじゃない!?」
というように分析をしていきました。
この場合、ペットボトルの中のものがガソリンかもしれないと思ったら、すぐにその場から距離を取ることが必要だと教えていただきました。
自分の身を守るには、その場にそぐわない行動・恰好をしている人を見かけたら怪しい人かもと察知をし、すぐに距離を取ってその場から離れること、できれば通報したり大人に知らせること、あとは、動きがおかしいとか、今回のように水のペットボトルなのに水ではないものが入っている、手に何かを隠しているなど、何かおかしいなと気付く洞察力を養うことが大切だとおっしゃっていました。
自分の身を守るにはどうしたら良いかを日頃から考えておくことも大事になるとのことでした。

最後には質問コーナーを設けていただき、子どもたちは積極的に質問をしていました。
ここで一部ご紹介させていただこうと思います。

 Q:電車の中でライターと液体を持っている人がいたらどうしたら良いですか?
 A:とにかく逃げること!
   移動できるのであれば他の車両に移動する
   次の駅で降りる

 Q:バスジャックに遭ってしまった時にはどうしたら良いですか?
 A:目立たないようにすること
   騒いだりせず、深呼吸をして心を落ち着かせ、相手の様子を観察する 
   しかし絶対に相手と目を合わせてはいけない!

 Q:その場にそぐわない恰好とは、夏に長袖を着ているような人も入りますか?
 A:その通り!
   夏なのに厚着をして荷物をいっぱい持ってうろうろしているような人は怪しい人の可能性がある
   悪いことをする人には特徴があるので、それを知ってもらうことが大事

今回は手作りの小道具もご用意してくださっており、身振り手振りを交えて前回以上に分かりやすく教えていただきました。
誠・シークレット・サービス様、今回はセンターの都合上、短い時間になってしまいましたが、ご協力いただき本当にありがとうございました。


朝早くから大量のチャーハンを作っていただいた長秀龍の鈴木様はじめ、たくさんのボランティアの方々のご協力により、今回も充実した内容の昼食支援となりました。
ご協力いただきましたみなさま、心より感謝申し上げます。
今年の5月から始まった板橋フレンドセンターでの昼食会ですが、今年は今回が最後の会になりました。
月に1度の支援ではありますが、来年も生徒さんたちに喜んでいただけるように工夫を凝らしながら努力していきたいと思っております。

次回の開催は、2023年1月25日になります。
今後とも、みなさまのご支援、ご協力をよろしくお願い致します!

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